2014年10月30日 追加記事
農村舞台 加子母 明治座
岐阜県中津川市加子母にある「明治座」は明治27年に建てられた芝居小屋です。
代々地元の方々が大切に守ってきた地域の農村舞台で、今でも地歌舞伎公演や
クラシックコンサートが行われています。
地域の風土に合った伝統建築で地元の木を使った石場建ての木造2階建でした。
耐震補強や屋根の雨漏り対策など近々改修工事が行われ、現在のセメント瓦から、
創建当時の栗の木の割板で葺き替える予定です。建築物を支える大きな梁が特徴で、
1本の木を半分に割り、間口14,4mを1本の梁で支える伝統構法の建物です。
モミ・マツ・ツガ・クリ・スギ・ケヤキ・ヒノキなど多種多様な木材が使われており、
多様性のある持続可能な山づくりのモデルとして地域の人たちにささえられています。
加子母は96%が山の町、木を使う事で山を守るという考えが代々受け継がれていました。